静岡県「国の基準はレベル2。医療提供体制は実質レベル3」 評価レベル「2」を維持も病床ひっ迫を懸念 改めて感染対策の徹底を
静岡県の専門家会議でレベル3への引き上げで一致していた新型コロナの感染状況を示す国の評価レベルについて、県は4日、レベル2を維持すると発表しました。
県健康福祉部
後藤幹生参事:「国の基準はレベル2。医療提供体制は実質レベル3」
先ほど県は会見で、国の評価レベルを「警戒を強化すべき」とする現在の2に据え置くと発表しました。評価レベルを巡っては、1日、県の専門家会議で冬に増える心筋梗塞などの病気によって一般病床がひっ迫し、これ以上、コロナ用の病床が増やせないことからレベル3への引き上げで意見が一致していました。
しかし、国が判断する基準では、確保病床に対する病床使用率が50%を超えることなどが条件となっていて、県内の状況は42.2%と下回っています。
そのため県は、現在のレベル2を維持した上で、このまま感染拡大が続けば10日ごろには今あるコロナ病床に対する使用率が70%を超える恐れがあり、医療提供体制はレベル3相当であるとして県民に改めて感染対策の徹底を呼びかけました。
県健康福祉部
後藤幹生参事:「当面3週間は県民にとって大事なときで富士山の日。周りに人がいる時はマスクをしてほしい。近い範囲の会話を避ける、家庭内感染を少しでも防ぐようにお願いする」