「利き茶ガチャ」に「とんがりぼう」…静岡茶の魅力をあの手この手でPR 藤枝市
お茶の「ガチャガチャ」とは?
静岡県藤枝市にある自然に囲まれた道の駅「玉露の里」。ここにある一見普通のガチャガチャ。
「ガチャガチャ」
出てきたカプセル、中の袋には「利き茶」の文字。「利き茶」と「カプセル自動販売機」を組み合わせた「利き茶ガチャ」。1回300円です。
1つのカプセルには3種類のティーバッグが入っていて、それぞれ品種や茶葉の収穫時季などが異なります。それを飲み比べて違いを楽しんでもらうのが狙いです。
早速記者も挑戦です。
各務実来記者:「今回は茶種で効き茶に挑戦します」
静鉄リテイリング
川崎伶さん:「深蒸し茶、かぶせ茶、玉露の3種が入っています。深蒸し茶は一番特徴があります。当ててみてください」
失敗…。
ハズレても大丈夫。カプセルにはお茶の特徴を解説した紙が入っていて、しっかりと学べます。
「利き茶ガチャ」開発には高校生も
この「利き茶ガチャ」、2021年11月から静岡商業高校と駿河総合高校の生徒が地元企業と共同で開発を始め、先月完成したばかりです。開発に携わった駿河総合高校の田中七海さんは…。
駿河総合高校
田中七海さん:「静岡のお茶の生産量が減ってきているというニュースを見て、静岡のお茶産業を盛り上げていきたいと思って考えました。ガチャガチャが最近人気になっているというニュースも見て静岡のお茶とガチャガチャをくっつけようと思いました」
静鉄リテイリング
川崎伶さん:「県民のかた、県民の方々にゲーム感覚でお茶を楽しんでいただいて、楽しみながらお茶をもっと好きになってもらえたら嬉しいなと思います」
この利き茶ガチャは、玉露の里をはじめ新東名の静岡サービスエリアなど県内4カ所に4月24日までの期間限定で設置されています。
11日オープンの新名所「とんがりぼう」
一方こちらは藤枝市の蓮華寺池公園。ライトブルーの外壁にとんがり屋根が特徴の西洋風の建物。きのう11日にオープンした、その名も「とんがりぼう」。
藤枝市若王子にあった「旧藤枝製茶貿易商館」の一部を移設した施設で、明治から大正にかけてはお茶の輸出会社の事務所として使われていました。施設の1階では藤枝茶や紅茶などが販売されているほか、カフェも入っています。また2階にはレンタルできる和室や、公園を一望できる回廊が設けられています。
もうすぐ八十八夜…。お茶を飲んでほっと一息ついてみるのもいいかもしれません。