【労災】ロール清掃中に両腕を挟まれ20代男性死亡 機械を止めずに作業させたか 会社と取締役を書類送検 「悪質な事案は厳正に対処」静岡・富士労働基準監督署
静岡県富士市の紙の製造・販売会社の工場で1月、20代の男性作業員が死亡した労災事故で、富士労働基準監督署は9日、会社と取締役を書類送検しました。
この事故は2026年1月9日、富士市のTENTOK鷹岡工場で、20代の男性作業員が3段の熱ロールのうち、下段のロールの表面についた汚れを取るため手製の用具を用いて掃除をしていたところ、中段ロールと下段ロールの隙間に両腕を挟まれ、死亡しました。
富士労働基準監督署によりますと、機械に巻き込まれたり、挟まれたりする危険がある作業をする際には、危険のないよう運転を停止したり、十分な長さの用具を使用したりするべきだったのに、作業員の安全管理に責任を持つ取締役製造部長は、そうした対策を取らずに、すべてのロールが回転した状態でロールの掃除をさせたとして、会社と取締役製造部長を労働安全衛生法違反の疑いで静岡地検富士支部に書類送検しました。
富士労働基準監督署は「今後も悪質な事案については事件として送検するなど厳正に対処する」としています。