スズキの決算は減収増益 インドなどの販売回復と経費削減が奏功
スズキは昨年度の決算を発表し、減収増益となったことが分かりました。
スズキによりますと、昨年度の売上高は3兆1782億円で前年度にくらべ3102億円減少しました。一方、経常利益は29億円増加の2483億円で減収増益となりました。
スズキは新型コロナの影響で4月から6月に新車の販売が落ち込んだことを減収の要因に上げていますが、7月以降にインドや日本で販売が回復し経費削減などを行った結果、増益となったとしています。
来月の株主総会後に会長職を退任し相談役となる鈴木修会長は、今後は決算発表には出席しないとしたうえ、長年取り組んできた軽自動車への思いをこう話しました。
鈴木修会長:「最後ですからごきげんよう。軽自動車の芸術品は守り通して欲しい」
今期の業績予測は主力市場のインドでの新型コロナ感染拡大や、世界的な半導体不足により先行き不透明だとして、現時点では未定とするということです。