【高校野球】春の王者・知徳 仲間と少しでも長く野球をするために初の甲子園に挑む

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夏の高校野球は18日3回戦です。春の静岡県大会で優勝を果たした知徳。悲願の甲子園初出場へ。選手たちにあるのは慢心ではなく危機感でした。

 学校史上初めて県大会を制し、春の王者として迎える知徳の夏。

 チームを引っ張るのは192センチの左腕・渡邉大地と、春の決勝でもホームランを放った強打の1番・高橋舵真です。

 初戦は攻守がかみ合い、コールド勝利。

渡邉大地投手
「ここから厳しい試合が多くなるので、自分が自分のピッチングができるようにしたい」

高橋舵真選手
「春優勝できたんですけど、チャレンジャーなんで、一戦必勝で戦っていきたい」

知徳 津布久晃佑主将
「このチームで甲子園行って、幸せな一年にさせてください!」

 次の試合までの1週間。

 グラウンドに勝者の余韻はありませんでした。

 一度負ければ終わる夏。

 練習にもその緊張感が求められます。

 ただ、時間が経つにつれ次第に緩んでいく空気。

 練習を止めたのは監督ではなく、選手自身でした。

「ダラダラしすぎ、当たり前のことやろう。勝てないから、負けるよ本当に。終わるよ、夏」

【高校野球】春の王者・知徳 仲間と少しでも長く野球をするために初の甲子園に挑む

 選手らを見つめていた初鹿監督。

 手にしていたノートには…文字がびっしり。

 毎日選手が交代で思いを書き、監督が返事を返す。

 「野球ノート」です。

 前の日に綴っていたキャプテンの言葉は。

初鹿文彦監督
「この幸せがずっと続きますようにっていう題名ですね。なんか今読んでたら本当に涙が出てきますよ」

キャプテンの野球ノート(代読:初鹿監督)
「初鹿先生。必ず甲子園に行きましょう。この幸せを1分1秒でも長くしたいです」

【高校野球】春の王者・知徳 仲間と少しでも長く野球をするために初の甲子園に挑む

 選手たちが守りたいのは王者の称号ではなく、仲間と一緒に野球ができる毎日。

 その思いを知っている監督は練習後、選手たちに語りかけます。

知徳 初鹿文彦監督
「今日っていう日はもう戻ってこない。でも今日、正直言って雰囲気良くないんだよね、みんな練習が。みんな甲子園行きたい。そのぶつかり合いなんで。勝てるだろうとか、行けるだろうとか思っていたらやられる」

 監督の思いに応えるよう選手たちも声をかけ合います。

知徳 大久保秀飛選手
「もっとピリピリしなきゃいけない状況なのに、まだみんなだらけている部分があったので、もう一回各々が確認して意識をもってやっていきましょう」

知徳 津布久晃佑主将
「まだ夏勝てるような雰囲気には程遠い。もっと甲子園というワードを唱えてもいいのかなって。そうすれば自然と目標も近づいてくると思うから」

 春の優勝は通過点。

 仲間と過ごす幸せな時間を1秒でも長くするため。

 知徳は学校初の甲子園へ挑みます。

知徳 津布久晃佑主将
「必ず甲子園に出て、また新たな歴史を塗り替えられるようにやっていきたい」

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