パラリンピック聖火リレー中止に 死亡女性の身元判明…死者19人行方不明8人に 静岡・熱海市の土石流災害 /21日深夜
静岡県熱海市の土石流で21日、新たに死者1人の身元が判明しました。また、熱海市は市内で予定されていたパラリンピック聖火リレーの中止を決めました。
浦壁周平記者:「朝から強い日差しが照り付けているなか、自衛隊や消防などが手作業で行方不明者の捜索にあたっています」
捜索活動は21日も1100人態勢で行われました。新たに死者1人の身元が熱海市伊豆山の坂本玲子さん(87)と発表されました。土石流による死者は19人。8人が行方不明となっています。
また熱海市の斉藤栄市長は、市内で8月17日に予定されていたパラリンピックの聖火リレーを取りやめることを発表しました。21日の大会組織委員会で承認されたということです。
静岡・熱海市 斉藤栄市長:「捜索活動や被災者支援など土石流の災害対応を最優先すべきであると判断し、取りやめることとした。楽しみにされていた市民・ランナー・ボランティアの皆様には大変残念な報告となるが、どうかご理解をいただきたい」
また、熱海市はこれまで保管場所を確保できないとして、支援物資を送らないよう呼びかけてきましたが、運輸業者に業務委託をし、21日から支援物資の受け入れを再開しました。市は、まずはコールセンターに連絡をしてほしいとしています。
(7月21日 午後11時10分放送)