【台風14号】東海地方に線状降水帯発生の可能性も…静岡県最接近は20日未明から明け方　静岡市は葵区の一部に「高齢者等避難」/19日午後6時

　大型の台風14号は九州付近を北上し、次第に進路を北東に変えてあす未明から明け方にかけて県内に最も接近する見込みです。

　19日午後2時ごろ、富士宮市の朝霧高原近くでは、雨が地面を叩きつけ、屋根からは雨が滝のように流れ出ていました。おととい17日午後7時の降り始めから19日午後4時までの雨の量は伊豆市天城山で197．5ミリ、静岡市井川で168ミリ、川根本町で145．5ミリなどとなっています。

　あす午後6時までの24時間で降る雨の量は、東部・中部・西部で300ミリなどと予想されています。

　また、きょうからあすにかけて最大風速は海上で23メートル、陸上で18メートルの予想、波はうねりを伴い最大7メートルと予想されています。

　東海地方では線状降水帯が発生する可能性もあり、静岡地方気象台は、土砂災害や低い土地の浸水などに注意するよう呼びかけています。

　また、静岡市は葵区の一部に警戒レベル3に相当する高齢者等避難が出し、避難に時間がかかる人たちに早めの行動を呼びかけています。