土石流災害の土砂は海岸埋め立てに活用 フッ素検出も問題なし 静岡・熱海市
静岡県熱海市は、7月の土石流災害で発生した土砂について、市内の海岸沿いの埋め立てに活用する方針です。
7月3日に発生した大規模な土石流では、およそ5万1000立方メートルもの土砂が住宅などに流れ込み、撤去されたあと、現在は市内の3ヶ所に仮置きをしています。
熱海市によりますと、仮置き場から4万1000立方メートルの土砂を上多賀にある長浜海浜公園南側に運び、海岸沿いの埋め立てを計画しているいうことです。
工事は令和6年度中の完成を目指し、緑地として活用する予定です。残る1万立方メートルの土砂は、熱海港の護岸工事に利用する計画です。
市によりますと、撤去した土砂からは基準を超えるフッ素が検出されていますが、海の埋め立てに使用する分には問題はないということです。