一般会計は過去最大3378億円 地域経済の活性化など最優先に 市民1人当たりの借金73万超に 静岡市の新年度予算
静岡市の田辺信宏市長は14日、一般会計で過去最大規模となる新年度予算案を発表しました。
静岡市の新年度当初予算案は一般会計で3378億円、特別会計と企業会計を合わせた総額でおよそ6541億円です。一般会計は過去最大の予算規模です。
静岡市 田辺信宏市長:「当初予算一言で言うと2つのライフ予算と名付けたい。感染症がまん延している状況を踏まえ、市民の安全安心の確保やポストコロナを見据えた地域経済の活性化とにぎわいの創出。これを最優先で取り組んでいくという気持ちを込めました」
新型コロナや経済への対策として、53億2000万円を計上し、ワクチン接種や検査・入院費の助成などに43億3000万円、中小企業の資金調達の支援などに9億9000万円を盛り込んでいます。
また、海洋文化の拠点づくりに9億8000万円、歴史文化の拠点づくりに13億4000万円など、5大構想と位置づける事業に合わせて55億2000万円を計上しています。
この大型予算編成のため、市債残高は来年度末の見込みで5065億円に達し、市民1人当たりに置き換えると73万7000円となります。