【高校野球静岡大会・決勝】 エース・高部が10三振の力投 聖隷クリストファーが2年連続で甲子園へ 最終回の常葉大菊川、反撃及ばず
夏の高校野球静岡大会は聖隷クリストファーがエース高部の好投で常葉大菊川を破り、2年連続の甲子園出場を決めました。
午前10時、甲子園の切符をかけた運命の一戦が幕を開けました。聖隷の先発は、今大会38奪三振2失点と抜群の安定感を見せてきた、静岡ナンバーワン左腕、エース・髙部陸。対するは、1試合平均9点以上、強力・常葉大菊川打線。
●実況:「変化球。ファーストよく捕りました、フェアです。間に合いました。」
:「捉えた!ショートジャンプ!捕った~」
味方の好守備にも助けられ、1回を無失点でスタートします。
その裏の攻撃、聖隷が見せ場を作ります。打線がつながり、1アウト満塁に。絶好のチャンスで、バッターは5番・小金澤。ライトへの大きな当たりは、値千金の満塁ホームラン!夏の静岡県大会決勝での満塁ホームランは、
少なくとも平成以降は記録がない、歴史に残る、貴重な一打。
大量援護に、ギアを上げていく高部は、切れ味抜群のストレートを軸に、強力・菊川打線を抑え込みます。
6回に対峙したのは、菊川の二刀流エース・佐藤。自己最速タイの150キロをマーク!セカンドゴロに打ち取り、エース対決を制します。
拮抗した展開となった、試合中盤。聖隷の追加点のチャンスでは…。
●実況:
「とらえた!セカンドが取っている!2塁送ってフォースアウト!1塁転送!」
菊川が好守備を見せれば…。
●実況:「変化球!振らせました三振!」
聖隷はエース・高部が三振の山を築き、反撃の隙を見せません。
聖隷4点リードのまま迎えた、9回。
このままでは終われない、常葉大菊川。打線がつながります。先頭バッターがツーベースヒットでチャンスを作ると、涙を浮かべていた、二刀流のエース・佐藤も…。詰まったショートへの当たりでしたが…。
●片山:
「ヘッドスライディング!セーフ! 気持ちで、気持ちでもぎ取った内野安打!!」
● 常葉大菊川 佐藤大介選手(3年):
「自分はとにかく汚いヒットでいいのでしっかり塁に出ようと思って、打席に立った」
続くバッターは、キャプテンの小川。土壇場で1点を返します。なおも、ノーアウト1塁2塁のチャンス。それでも、流れを断ち切るのが、エースの仕事。きょう9個目の三振を奪い、甲子園まで、あとアウト1つ。
●実況:「三振!聖隷クリストファー連覇達成!!高部陸が再び甲子園のマウンドに戻ります!」
この日、10個目の三振でゲームセット。今大会48奪三振と実力を見せた、エース・高部率いる聖隷クリストファーが2年連続となる、夏の聖地への切符を手にしました。
●決勝で満塁ホームラン 聖隷クリストファー 小金澤玲雄選手:
「最高でした。鳥肌が立ちました。去年の2回戦敗退を超えられるように、これから頑張っていきたい」
●2年連続の優勝投手 聖隷クリストファー 高部陸投手:
「バッター1人1人に真っ向勝負を挑んで、全球・全力投球で頑張りました。(甲子園では)去年の1勝を超えられるように本当に全員で努力して、もう一回頑張っていきたいなと思っています」