「水をくむのに3~4時間待ち」 コンビニにも何もない、GSも長蛇の列 死者30人、猛暑35℃超…被災地・熊本で今起きていること
今も救助活動が続く被災地。高市総理は災害との関連を調査中のケースを含めた死者は30人に上ると発表しました。ライフラインの状況も住民に不安を与えています。
静岡朝日テレビ 進士陸斗記者(熊本・宇城市 午前9時半ごろ):「宇城市役所に設置された防災用井戸の前には多くの方が列を作っています」
いまだ9万5000戸以上が断水となっている熊本県。最大震度7の地震を観測した宇城市では、朝から住民らが水を求めて市役所に集まっていました。暑さの中、防災用の井戸からくみ上げていたのは生活用水です。
宇城市民80代:「これはトイレ用(の水)、タンクの水3回分ぐらいだから毎日くみに来ないと。(他にも)1カ所空いている井戸があったが、そこも順番待ちで、3~4時間ぐらいかかる。水が早く出るようになれば」
国交省の給水車にも訪れた人が列を作り、飲料用の水を受け取っていました。
宇城市民70代:「食料はきのう(買い物に)行ったら何も(店が)開いていない。コンビニも何もなくて、カップ麺をやっと2個買えた」
進士陸斗記者:「市役所に隣接するこちらの建物で500人以上の方が避難生活を行っています」
地震が発生した日に開設されたこちらの避難所。開設直後は停電の影響で、エアコンがついたり消えたりを繰り返していましたが、今では安定していると言います。
避難した人 70代:「帰ったら家がめちゃくちゃで、だから何もせずそのままここに来た。(家は)電気も来ないし、水道も出ない」
Q.家から持ってきたものは?
A.「真っ暗で何もわからないから、着替えと、きのうやっと敷布団が手に入った。下で寝るのは腰が痛くて。みんなと一緒にいるから安心できる。家だと怖くて」
敷地内には車中泊のスペースが確保されていて、午前10時時点で、235世帯531人がこの場所に避難しています。
車中泊をする人の中には避難所に入れない理由がある人も─
車中泊の人50代:「ペットがいるので暑さには耐えられない。寒いのは良いが、夏はどうも…」
きょう30日も熊本県の各地で35℃を超える猛暑日を記録する中、極力ガソリンが節約できるよう、車のエンジンをかける時間は短くしていると言います。そのガソリンを入れるのも容易ではありません。
地震発生から一夜明けたきのう29日、熊本市内のガソリンスタンドには長蛇の列が─
熊本市民40代:「(地震発生後の)きのうもすぐ来たかったが、ものすごい混雑で、前の地震の時に車で寝泊まりするにあたってガソリンがないと不便だったので来た」
10年前の熊本地震では1週間ほど車中泊をしたというこちらの女性。ガソリンの給油は最優先にしたかったと言います。
熊本市民40代:「安全な場所に移動するとか、子どももいるので必要」