田久保真紀前市長の弁護士を刑事告発 告発人「市民の知る権利を奪った」 弁護士「愚かな刑事告発」
偽造された卒業証書の保管が証拠隠滅にあたると主張しています。卒業証書偽造などで在宅起訴された静岡県伊東市の田久保真紀前市長をめぐり、市民の有志が弁護人を刑事告発しました。
告発人 関川永子市民有志代表:「今回の田久保事件は、福島弁護士なくしては起こり得なかった。公人であった田久保前市長の説明責任を回避するアドバイスをし、市民の知る権利を奪った」
19日、東京地検に刑事告発されたのは、田久保前市長の代理人を務める、福島正洋弁護士です。ことの発端は去年、伊東市を揺るがした、学歴詐称問題でした。
田久保真紀前市長(去年7月):「改めて深くお詫びを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」
この時、田久保前市長とともに、謝罪会見に臨んでいたのが、今回刑事告発された福島氏です。
田久保前市長は、自らの卒業証書が「本物だ」と主張した一方、その後も公の場での公開を頑なに拒否。
福島正洋弁護士:「私はこれを守る刑事弁護人の職責があります。この重要な証拠(卒業証書)を安易に公開することはできない」
刑事告発の理由となったのは、福島氏が会見で語っていた、卒業証書の保管についてです。告発状によると、福島氏は2月から3月にかけ、捜査機関からの要請があったのにも関わらず、「押収拒絶権の行使」を理由に都内の事務所に保管された『偽造したとされる卒業証書』の提出を拒否。これが、証拠隠滅罪に当たる、としています。
告発人 関川永子市民有志代表:「卒業証書らしきもの、これを早い段階で公開していれば、この問題が長引くことはなかった。押収拒絶権がいついかなる状況でもできるものなのか、検察や弁護士会にご判断いただければ」
同様の理由で、市民の有志は19日、福島氏が所属する東京弁護士会に対し、懲戒請求を実施。
福島弁護士は…
きょう19日、取材に応じた福島氏は…。
福島正洋弁護士:「愚かな刑事告発です。秘密を徹底的に守る義務がある。起訴されたからといって、家宅捜索があったからといって、私が検察官に出さなければいけない理由がない」
告発状は今後東京地検が審理する予定です。