本と音楽に囲まれて、焼きたてパンと旬を味わう 静岡市「BLUE BOOKS cafe SHIZUOKA」
本を手に取る。音楽に耳を傾ける。食事を終えても、急いで席を立つ必要はない。静岡市葵区御幸町、DENBILLの1階にある「BLUE BOOKS cafeSHIZUOKA」は、ブルーノートジャパンが手掛ける「大人のための食堂」だ。ゆったりした店内には女性客を中心に、会社員や学生も訪れる。
ランチで支持を集めるのが、旬の素材を使った月替わりのサラダ。2026年9月は「豚しゃぶサラダ 梅しそソース」が登場する。豚しゃぶとたっぷりの野菜に、梅の爽やかな酸味を効かせたソースを合わせ、残暑の時季にも食べやすく仕上げた。ドレッシングはすべて自家製で、3種類から選べる。さらに、店内で焼く10種類以上のパンが食べ放題になるパンビュッフェ付き。軽やかなサラダを中心に据えながら、焼きたての香ばしさで満足感を補ってくれる。
もうひとつのランチは、2種類を盛り合わせた9月限定の「クロワッサンサンド」。片方には、小エビとアボカドを使ったメキシコ料理のソース、ワカモレを挟む。プリッとした小エビと、なめらかなアボカドがよくなじむ。もう片方はイチジク、クリームチーズ、生ハム。果実の甘みと生ハムの塩気に、クリームチーズのコクを加えた季節感のあるサンドだ。味の異なる2つを行き来できるため、最後まで飽きずに食べられる。
食後のおすすめは「ショコラバナナパンケーキ」。ほろ苦いココア生地に濃厚なチョコムースとバニラアイスを添え、キャラメリゼしたバナナをのせる。焦がしたバナナの香ばしさがショコラに加わり、甘さは控えめ。生地はふんわり軽く、ランチの後でも手が伸びる。チョコレートの濃さだけに頼らず、ココアの苦みとバナナの甘みで大人向けに仕上げたパンケーキだ。
残暑を涼やかに締めくくるなら、10月末までの「ジャスミン&マスカットのかき氷」。自家製ジャスミンシロップを使い、氷の中にはブランマンジェ、杏仁アイス、カットしたマスカットを忍ばせる。頂にはホイップクリームとマスカット。食べ進めるにつれて杏仁の乳味やブランマンジェのなめらかさが現れ、華やかなジャスミンの香りに果実のみずみずしい甘さが添う。
別腹といっても、ただ甘ければいいわけではない。ランチの後においしく食べられる温度や口当たり、苦みや酸味まで考えられている。本と音楽の間で過ごす時間を、もう少しだけ延ばしたい。BLUE BOOKS café SHIZUOKAのスイーツには、席を立つのを遅らせる理由がある。
BLUE BOOKS cafe SHIZUOKA
住所:静岡市葵区御幸町4-6 DENBILL 1階
電話番号:054-260-7644
定休日:不定休
営業時間:11:00-22:00 (L.O.21:00)
契約Pあり