給食室の火災は火の消し忘れが原因…調理主任の職員を減給処分 静岡・富士市
2月、静岡県富士市の中学校で起きた火災で、原因は調理器具の火の消し忘れだったとして職員が減給の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは富士市教育委員会の調理主任の職員(59)です。市によりますと、職員は2月、富士市立岳陽中学校の給食室で、加熱していた揚げ物用のかまに油を入れたあと、誤って火を消し忘れ、その結果、油が自然発火し、火災が発生したということです。この火災では調理師2人が軽いやけどをしたほか、体調不良を訴えた生徒ら合わせて21人が病院に救急搬送されました。
市は失火行為にあたるとして、20日付でこの職員を減給10分の1、1カ月間の懲戒処分としました。
富士市の森田嘉幸教育長は「二度とこのような事故が発生することがないよう再発防止を徹底します」とコメントしています。