2歳児にもマスク着用を推奨 こども園「ずっとつけ続けるのは難しい」 保護者「子どもはマスクを嫌がる。難しい」 静岡市
後藤茂之厚労大臣:「保育所につきましてはマスクの着用が無理なく可能と判断される(2歳以上の)子どもについては可能な範囲で一時的にマスクの着用を推奨します」
子どもたちの間で続く感染拡大を受け、厚生労働省が打ち出した、オミクロン株の特性を踏まえた新たな対策。この対策を、子どもたちを預かる現場や保護者はどのように受け止めているのでしょうか。
静岡市駿河区にある認定こども園。0歳から5歳まで、およそ100人が通っています。
手洗い・うがい・換気といった基本的な感染対策はもちろん、登園時は、園児だけでなく、保護者も必ず検温しています。
このこども園で、現在マスクを着用しているのは、4歳以上の園児です。
だきしめこども園(2歳児担任)大舘優子教諭:「どうしてもマスクに気をとられて、けがにつながらないかが気になるので、(3歳までは)なるべく外して過ごすようにしています。園にいる間、ずっとつけ続けるというのは難しいと思っている」
県内では幼い子どもの感染が増加傾向で、1週間の感染者を年代別にみると、10歳未満は16%。10代から40代までの各年代とほぼ同じです(3日までの1週間)。
「2歳以上へのマスク推奨」について保護者は…。
2歳児の母親:「どうしても子どもはマスクを嫌がってしまうので、そこはちょっとどうしようもできない。もうちょっと年齢が上にいかないと、ちょっと難しいのかなって。どこか遊びに行っても、2歳以上の方は(マスクを)してくださいという場所もたまにあるが、そういうところは避けがちになってしまう」
2歳・5歳児の母親:「今までの型と違って、(オミクロン株は)やっぱり乳幼児の感染が主だということで、マスクができないので怖いなって思う。なんでも触ってすぐにその手で口に持っていくし、お友達と近くに寄らないとかもできない年齢なので、予防が大人ほど完璧にできないっていうところが怖いなと思う」