29人死傷観光バス横転事故 埼玉県の「美杉観光バス」に国が行政処分 バス16台に最大で28日間の使用停止処分
去年10月、静岡県小山町で観光バスが横転し29人が死傷した事故で、バスを運行していた会社が記録改ざんなどの違反があったとして、国から行政処分を受けました。
去年10月小山町須走の県道で観光バスが横転し、1人が死亡し、10人が重傷、18人が軽傷を負いました。
当時バスを運転していた27歳の運転手は、過失運転致死傷の罪で在宅起訴されています。
この事故で国土交通省関東運輸局は、バスを運行していた埼玉県の「美杉観光バス」に記録改ざんなどの違反があったとして、会社が所有するバス16台に最大で28日間の使用停止処分を出しました。
関東運輸局はこれまで「美杉観光バス」に特別監査を行っていて、その結果から点呼や乗務に関する記録の改ざんや、運転手に対する指導監督義務違反などが見つかったということです。