「家の住所、家族もわかっている」と脅されやめられなかった 詐欺事件の25歳の被告「SNSで仕事を探すこと自体間違っていた」 静岡地裁

 今年4月、静岡県藤枝市に住む70代の女性が現金300万円を騙し取られた事件で、静岡地裁で8日、25歳の男の2回目の裁判が開かれ、検察は拘禁刑5年6カ月を求刑しました。

 起訴状などによりますと、京都府に住む25歳の無職の男は4月、藤枝市に住む70代の女性から現金300万円を騙し取った罪に問われています。静岡地裁で開かれた初公判で、男は「間違いありません」と起訴内容を認めていました。

 8日行われた被告人質問で、男は「SNSで仕事を探すこと自体間違っていた。後先考えたら防げたんじゃないかな」などと証言しました。検察が、詐欺だと気づいた時どうしたのかと問うと、男は「(相手に)関わりたくないと言った。そしたら家の住所・家族もわかっているからと脅されて、辞めることができなかった」と切実に語りました。

 検察側は組織的、計画的かつ常習的に行われた犯行であることや再犯の可能性が否定できないことから、男に拘禁刑5年6カ月を求刑しました。

 弁護側は自らの行動を顧み、深く反省しているうえ、若年代であることから、情状酌量の余地があると述べました。

 判決は10月28日に言い渡される予定です。

静岡地裁
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