リニア中央新幹線有識者会議 今後の論点整理・議論の進め方の案を提示

リニア中央新幹線工事を巡る国の有識者会議が開かれ、今後の論点を整理するための案が示されました。

画像: リニア中央新幹線有識者会議 今後の論点整理・議論の進め方の案を提示 youtu.be

リニア中央新幹線有識者会議 今後の論点整理・議論の進め方の案を提示

youtu.be

 現在、国の有識者会議では南アルプスの生態系への影響など環境保全に関する議論が進んでいます。

 20日の会議では、トンネル掘削に伴う沢の水生生物や高山植物への影響など3つの論点で議論を進める案が示されました。

 今後JR東海は それぞれの論点について必要なデータの提示と資料を作成し、準備が整ったテーマから議論することになります。

 また、静岡県は保全措置について「代償措置ありきではなく、回避・低減措置について十分に議論してほしい」と要望しました。

静岡県 森貴志副知事:
「まだまだ論点の大枠は動きがあるのかなと思っているのが私の印象。専門家の方の意見を十分に聞かなければ専門的なことが分からないので、専門部会で諮っていただき議論が終わって判断したい」

JR東海 宇野護副社長:
「論点を整理いただいたことで議論の方向が明確になった思う。河川の流量などいろいろなデータについて、我々がとってきたものがあるので、改めて現状を整理して示す」