【新型コロナ 7月14日】静岡県 2250人感染…きのうに続き過去最多を更新 病床使用率は31.7%に 死亡者1人、新規クラスター3件

 14日、静岡県内では新たに2250人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。1日の感染者は2日連続で2000人を超えています。

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【新型コロナ 7月14日】静岡県 2250人感染…きのうに続き過去最多を更新 病床使用率は31.7%に 死亡者1人、新規クラスター3件

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 自治体別の新規感染者数です。静岡市が645人と最も多く、次いで浜松市が550人、富士市125人、沼津市117人などとなっています。合わせて2250人で先週木曜日と比べて1356人増加、過去最多となったきのうの2195人をさらに上回りました。

 死者は1人確認されています。
 静岡市立静岡病院で8人の感染が確認されるなど、新たに3件がクラスターと判断されました。
 病床使用率は正午時点で西部で30・6%、中部で35・7%、東部で28・3%、県全体で31・7%となっています。
 直近1週間の感染者数は、前の週と比べて2・72倍となる1万388人で、感染が急拡大しています。

県健康福祉部・後藤幹生参事:
「現在新しいオミクロン株BA5が全国的にも、我々静岡県においても過去最大、最速の感染拡大を起こしている」

 県と病院協会は午後会見を開き、BA2から置き換わりが進むBA5の特徴について説明しました。

県病院協会・毛利博会長:
「BA2と比較して感染力が非常に強く、免疫をすり抜ける力が強い特徴がある。ワクチンの中和抗体の効果も弱く、感染の予防効果も乏しいよう。しかし幸いなことに重症化予防効果はBA2同等に期待できそう」

 新たな行動制限を設ける必要はないとしていますが、改めて感染対策の徹底とワクチンの追加接種を求めました。

県病院協会・毛利博会長:
「最悪の事態も想定しながら、注意深く生活行動していただきたい。特にこれからの夏休みなどで様々な行動が起きると思うが、これまで2年半で培った感染対策を今一度気を引き締めて実行してほしい」

 一方、現在550床余りを確保している病床については、今後の感染状況を注視しながら慎重に検討していく方針です。