静岡県知事、「県都構想」に反対の静岡市長をけん制…「議論も拒むのであれば、主張を言っているだけ」

 27日午後2時から行われた川勝知事の定例会見。まずは、今週日曜日に投開票される「大阪都構想」の住民投票。「静岡型県都構想」を掲げる川勝知事も大きな関心を持っているようです。

静岡県 川勝平太知事:「高い関心を持って見守っている。今回の政令指定都市がもし、廃止されることになったら大きな風穴があいた。これをきかっけに20の政令指定都市の在り方について政府として政令ではなくて、きっちりと法律に基づいてどうするか方針を示すような方向に、一歩進めてもらいたいと思っている。そういう期待があるから、県都構想は行政の在り方を無駄なく市民・県民の福利の向上に役立つためにどうしたらいいかを議論しましょうということで、今の政令指定都市の在り方は、私はこのまま放置できるものではない」

 川勝知事が提唱した「静岡型県都構想」とは、静岡市を廃止し、県直轄の3つの特別区に分けるという構想です。ただ、実現のためには大都市法を改正する必要があります。

静岡市 田辺信宏市長(21日):「指摘されるような二重行政で支障があるということも感じておりません。やはり、静岡市を廃止して解体ということを静岡市民は望んでいないと思っております。そのあたりのところは川勝知事にもご理解いただきたいと思います」

川勝知事:「とにかく反対というよりも議論するべき。それを拒まれるとなれば、ただ自分の主張を言っているだけ。その主張が、本当に市民の声なのかどうかも自らに聞かないといけない。市民無視と見えるところがあるので、そこは改めなければい

画像: 静岡県の川勝平太知事

静岡県の川勝平太知事