巣ごもりの正月には少し贅沢な新年の味を~コロナ禍のおせち新事情 静岡県

さて、今年の正月は皆さんどのように過ごす予定でしょうか。
今年のおせちの販売が始まっていますが、今年はコロナ禍で例年にない変化も起きています。

画像1: 巣ごもりの正月には少し贅沢な新年の味を~コロナ禍のおせち新事情 静岡県

静岡県富士宮市で養殖されているブランドニジマス・紅富士(あかふじ)。その調理が急ピッチで進められています。

「今、おせち料理の準備が最盛期を迎えています。鮮やかなオレンジ色のニジマがご覧のようにおせち料理を彩る一品になるんです。今年も残すところあと1カ月。今回のおせち料理はコロナ禍でちょっと違った事態が起きているんです。」

静岡市を中心に弁当や総菜、静岡おでんを販売する「天神屋」。
毎年、おせちも用意しています。その予約に〝変化″が・・・!

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◆担当者
「通常は12月に入ってから売れてくるが、今年に関しては
びっくりしている。」

天神屋では、2種類のおせちを用意。
そのうち「晴れの日おせち(税抜き1万5000円)」250食は、予定より1カ月早い先月下旬に完売しました!新規の客が多いのも特徴だといいます。

150食用意した「しずおかおせち(税抜き2万5000円)」も今月初めに完売。追加で30食つくる程、予想を上回る盛況ぶりです。

◆担当者
「『巣ごもり需要』が大きく左右しているんじゃないかなと思っている。」

新型コロナ感染拡大で移動を自粛する動きが強まり今年は年末年始を自宅で過ごす人が増加すると予想されます。
旅行や帰省で使う予定だった費用で1ランク上のおせちを自宅で楽しむ人が増えているとみられています。
こうした需要に応えるため店側が心がけているのは、プラスアルファのサービスです。

◆担当者
「取り箸だったり特製のトングだったり消毒シートだったりというのを必ずお付けさせていただいている。ご家族で集まることが少ないと思うので、小分けにできたりするのを意識している。」

おせちの販売方法も変えました。これまでは主に店頭販売でしたが、接触を減らすため、インターネットでの販売に力を入れました。

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そして、強くこだわったのが食材です。
13種類が入った「しずおかおせち」の主な食材は100%静岡県産。おせちに付属するキンメダイなどのチルド商品も地元のものです。

◆担当者
「こういう時期ですので、なかなか静岡に帰省できない方とか静岡に旅行に来られない方もいらっしゃると思うので、静岡の美味しい幸を詰め込んだおせちを皆さんに食べていただければというところで企画した。」

PRのためにオリジナル動画もつくりました。
◆天神屋が生産者に会いに行く動画 きっかけON 

動画では、天神屋のスタッフが、おせちに使う食材の生産者を訪問。
県外にいる人にも静岡に足を運んだ気持ちになって、おせちを楽しんでもらう狙いです。

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少人数で少し贅沢なおせちを。
自宅で楽しむ「新年の味」への需要が高まっています。