「津波浸水区域に病院を移す判断の責任は重い」 静岡県知事が静岡市の対応を批判…桜ヶ丘病院移転問題で
津波浸水想定区域への移転が決まった静岡市の桜ヶ丘病院について、静岡県の川勝平太知事は「重大な問題ある」として、市の対応を批判しました。
静岡県 川勝平太知事:「静岡市がJCHOと結んだ協定には重大な問題がある。それから、津波浸水区域に病院を移すという判断した方の責任は重い。津波浸水区域にあえて病院をつくるということに対しては一貫して、大きな問題と言ってきた。その考えに変わりはない」
12日の会見で、静岡市の対応をこう批判した川勝知事。静岡市清水区の桜ヶ丘病院の移転問題を巡っては、先月、静岡市と病院を運営するJCHOがJR清水駅東口公園に移転することで合意し、協定を結びました。ただ、東口公園は津波浸水想定区域に指定されていて、
移転を疑問視する声も少なくありません。
川勝知事:「最大の問題は民意が反映されていないという問題です。公園になったことのいきさつも不透明である。決定の不透明感が付きまとっています」