市民が自分たちの住む自治体の課題をITを使って解決する「シビックテック」という取り組みがコロナ禍で注目されています。
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コロナ禍の課題・苦しみをITを利用して市民が解決「シビックテック」

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この活動を始めた浜松市の男性を取材して見えたのは行政の限界です。

●プログラマー 小木悠斗さん
「何かしなければと思っていたと思う。コロナの件で。目に見える形で貢献できて達成感はあった」

新型コロナウイルスの感染拡大で、自治体は日々感染状況をわかりやすく発信することが求められています。

こうした中で、浜松市で取り組んでいるのが「シビックテック」。
市民を意味する「シビック」とテクノロジーの「テック」を合わせた造語で、市民が新しい技術を活用し、行政などの課題を解決することをいいます。
きっかけは去年3月、浜松市で初めて感染者が確認されたことでした。

●浜松市役所 情報政策課 村越功司さん
「一斉にみんなが何が起こったのか情報を欲しがるんだけど、今、市のサイトには市民が必要な情報が何もない」

新型コロナの特設サイトを市内在住のプログラマー・小木悠斗(おぎ・ゆうと)さんが中心となり、10人ほどのボランティアが集まって立ち上げました。

日中は仕事があるため、話し合いは夜のオンライン会議のみ。
東京都のサイトを参考にしていますが、外国人が多い浜松市ならではの工夫もあります。

●小木悠斗さん 
「多言語メニューが8つですね。優しい日本語とかタガログ語とかですね。
「外国人の方でも漢字以外が読める方がいるので」

「市民発」の活躍は行政にとどまりません。
こちらの飲食店は一時、売り上げが3割ほどにまで落ち込んだといいます。
店の存続の危機を救ったのは常連客の男性でした。

●松井さんがサイトを説明
「サイトのトップページになるが」

緊急事態宣言期間の去年5月に市内でテイクアウトが可能な飲食店を集めた予約サイトを作り、1日最大6000アクセスが集まるようになりました。

●飲食店オーナー 伊藤良介さん
「営業時間も遅くまでやってもお客さんがいない状況だったので。小さなことでもとりあえず始めようという精神のもとでやりました」

松井さんが教訓にしたは東日本大震災。
仕事で被災地に行くことができず、今いる場所でできる支援の形を模索しました。

●ウェブエンジニア 松井英俊さん
「人々が欲しいのって物理的なものだけではなくて、情報が必要というのがある。そういうところから貢献していくのが非常にITでクラウドを活用していくのが重要」

コロナ禍で広がった市民発の取り組み。支援までのスピード感が最大の武器です。

● 浜松市役所 情報政策課 村越功司さん 
「今までは行政が責任感が強くて何でも自分らでやって、それでは限界があって、実際ニーズが発生してリソース出来るのに1年くらい。シビックテックというのが地方でも体現できることは楽しかった」

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