J1清水にもコロナ直撃…新外国人DFは来日できず、ロティ―ナ新監督は始動日に隔離中でウェブ指揮

リモートで新体制発表会見

 J1清水エスパルスは15日、リモートで新体制発表会見を行った。山室晋也社長、大熊清GM、清水ユースから昇格のMF成岡輝瑠も含めた11人の新加入選手、ロティ―ナ監督ら新指導陣が参加。だが、外国人の選手、指導陣に関しては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国制限や隔離の関係で、違う場所での参加となった。

画像1: 再来日はしているものの、隔離中のロティ―ナ監督

再来日はしているものの、隔離中のロティ―ナ監督

ブラジル出身DFウィリアムの合流は未定

 政府は、前日の14日から2月7日の緊急事態宣言の解除までは、ビジネス関係者も含む外国人の往来を停止。昨季も在籍した監督、選手ら在留資格のある外国人再入国などの特例は継続されるが、新監督、選手に関しての入国は現状、できなくなった。清水でその影響を受けたのが、ブラジル出身のDFウィリアム・マテウで、この日はブラジルからの参加。大熊GMは「少なくとも2月7日までは入国できないですし、合流は未定です。現地でのコンディション作りも含めて、早く全員が合流できるように努力していきたいです」と話した。また、2019年から所属のブラジル出身DFエウシーニョについては、出国前のPCR検査で「要再検査」の判定を受け、現地にとどまっているという。

画像2: 再来日はしているものの、隔離中のロティ―ナ監督

再来日はしているものの、隔離中のロティ―ナ監督

新FWチアゴも隔離終了後、17日に合流予定

 一方で、新加入のブラジル出身FWチアゴ・サンタナは、来日済みで隔離期間を経て17日に合流。19年から所属のMFヘナト、昨季から所属のFWカルリーニョス、DFヴァウドは再来日をしており、検査や隔離期間を経て今月末に合流としている。また、昨季までセレッソ大阪で指導したスペイン出身のロティ―ナ監督と2人の外国人コーチも再来日して隔離期間中。チーム始動の明日16日から当面はグラウンドに立てないことから、大熊GMは「練習内容を徹底し、ウェブを使うなどし、時間を有効に使って指導することになる」などと説明した。

画像: 新外国人FWチアゴは来日済みで隔離中

新外国人FWチアゴは来日済みで隔離中