浜松市内で息子と共謀し、置き石をするなどの罪に問われている父親に、静岡地裁浜松支部は懲役5年の判決を言い渡しました。

鈴木誠記者:「きょう出廷した父親は、坊主頭のスーツの姿で法廷にあらわれ、裁判が終わったときには傍聴席に深々と一礼して退廷しました」

画像1: きっかけは「スマホゲーム」…12歳の長男と共謀、置き石など繰り返す 父親に懲役5年の判決 裁判長「長男を利用するなど悪質」

 起訴状などによりますと、浜松市に住む47歳の無職の父親はおととし7月から8月にかけ、当時中学1年の長男と共謀して、市内の路上にコンクリートブロックを置くなどの往来妨害罪や農機具小屋にライターで火をつけ全焼させる器物損壊罪など6つの罪に問われています。

 当時、浜松市を中心に同様の置き石事件が少なくとも25件発生。
中学生と父親の親子が、その一部に関与した疑いが浮上し、衝撃が走りました。

画像2: きっかけは「スマホゲーム」…12歳の長男と共謀、置き石など繰り返す 父親に懲役5年の判決 裁判長「長男を利用するなど悪質」

近隣の男性:「親子だということでびっくり。何を目的でやっているのか」

事件のきっかけは「スマホゲーム」

 

息子の証言:
「父親とスマホゲームをやり始め、深夜に自転車で外出するようになった」
「置き石はバズ、放火はブーバーンという暗号を使っていた」

 父親の裁判に証人として出廷した長男は、一連の事件について「父親と相談して一緒にやった」と証言。置き石などをする際は、周囲にわからないようスマホゲームに登場するキャラクターの名前などを暗号にして、父親とやりとりをしたといいます。

父親は一部無罪を主張

 父親は事件現場にいたことは認めたものの、「長男が主体的にやった」と主張。裁判では、長男の証言の信用性や父親が共謀していたかが争点となっていました。

 検察側は「長男に責任を押しつけるのは卑怯卑劣」として懲役7年を求刑。一方、弁護側は「長男には虚言癖があり、証言は信用性を欠く」として、一部の事件について無罪を訴えていました。

画像: 父親は一部無罪を主張

 17日行われた裁判で、静岡地裁浜松支部の山田直之裁判長は「長男の証言は客観的な証拠と整合性があり、父親を慕っていて、虚偽供述するとは考えられず、共謀が認められる」と指摘。「地域社会に与えた不安は大きく、長男を利用するなど強い悪質性・常習性が認められる」などとして、父親に懲役5年の判決を言い渡しました。

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