静岡県知事選前の最後の県議会が閉会 川勝平太知事の選挙への対応は…

 17日は県議会の最終日。6月の静岡県知事選挙前の最後の定例会となりました。

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静岡県議会

 17日は県議会の最終日。6月の静岡県知事選挙前の最後の定例会となりました。

画像: 静岡県 川勝平太知事

静岡県 川勝平太知事

曳田卓県議 ふじのくに県民クラブ:「川勝知事においては、残りの任期を力強いリーダーシップのもと、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の先導的な地域作りを進めることを期待する」

江間治人県議 自民改革会議:「今までの知事の発言、年末年始の行動、今議会の答弁を聞くと、知事にとって静岡県は愛する故郷にはなりえないのかなと思う。愛がなければ県民に寄り添う判断・決断はできない」

 県議会2月定例会は、川勝知事が進退について何らかの表明をするかどうかが焦点でした。

知事が進退を明言することなく、県議会は閉会

川勝知事(2月25日):「どなたが知事になっても、この流れを止めることなく継続していくように、しっかりと道筋をつけていきたい。覚悟を決めている」

 結局、17日まで知事が進退について明言することはなく、県議会は閉会しました。知事選は、2カ月半後に告示日が迫る中、現状、まだ誰も手を上げていないという異常事態となっています。

自民の候補者選びは難航

画像: 自民の候補者選びは難航

 知事を強く批判する自民党ですが、肝心の候補者選びは難航。関係者によると、自民党は水面下で、県内出身の官僚の擁立を模索してきましたが、これに失敗するなど、現時点で独自候補擁立のめどは立っていません。

自民党県連幹事長「未来にふさわしい知事が誕生すべき」

画像: 自民党県連幹事長「未来にふさわしい知事が誕生すべき」

自民党県連 中沢公彦幹事長(17日午後2時すぎ):「思い返せば12年前に自民党の分裂によって誕生した知事。当時を振り返れば、自民党が候補者を一本化して自民党一丸となっていれば、勝てた選挙だったのではという総括が当時された。そういう意味では、自民党の責任で起きたことであり、私はものすごく謙虚な気持ちでいる。だから非常に謙虚な思いで、この12年間を受け止めた上で、未来にふさわしい知事が誕生すべきだと思う」

会見で知事は…

 3期12年を務め、72歳となった川勝知事。4期目を目指すのか、それとも…。 午後、開かれた記者会見で、改めて進退について問われた知事は?

画像: 会見で知事は…

川勝知事会見(17日午後)
Q.気持ちを聞かせてください
川勝知事:「これで臨戦態勢ですね、最後の第4コーナーを回っているので、私に与えられた任務は全力で取り組む」
Q.その覚悟は7月以降も継続させる?
川勝知事:「問題は継続しているということ。コロナもリニアも継続する。その任にあたる県庁として任にあたるもの、これは継続していくと。私もそのうちの1人に入っていると」
Q.たとえだれが知事になっても継続するというニュアンスでおっしゃたのか?
川勝知事:「そうです」
Q.それとも知事自身が継続して仕事をするという意味でおっしゃたのか?
川勝知事:「前者ですね」