重点措置拡大で隣接する観光地の静岡・熱海市は… 観光客「隣県だからいいかなと思った」 人出は4週間前の24%減
林輝彦アナウンサー:「まん延防止等重点措置の対象地域が、お隣の愛知県や神奈川県など首都圏3県にも拡大される方針であることが分かりました。これで静岡県は、まん延防止措置の対象地域に挟まれる形となります。これからゴールデンウィークも迎えます。観光地・熱海には、どんな影響があるんでしょうか」
人出は1年前の24%増、4週間前の24%減
静岡県内、有数の観光地・熱海。きょう16日も県外から訪れた観光客の姿がありましたが…
観光客(沼津市50代・神奈川県60代)
「すごく少ないと思います。11月ぐらいにも来たんですけど、その時はもっとにぎわってました。お店も開いてたし、(きょうは)シャッターなのでビックリしました」
「いっぱいいるとウキウキするけど、こんなに人がいないと心配です」
観光客(愛知県20代男女)
「静岡なら隣だからまだいいかな、という感じで来た」
「今までは年に2~3回は行ってました、最近は全然行けなかったので。(まん延防止が出たら)なるべくは出ないようにするとは思います」
観光客(東京都40代男女)
「まん延防止が出る前から旅行に行くつもりで取っていて、せっかくなのでと思って来た」
「感染予防をしっかりしながら、というところでは考えているけど、周りの状況を見ると、旅行はなかなか難しいのかなと思う」
商店街では嘆きの声も…
4月は、例年観光客が少ない時期だといいますが、商店街の店からは「まん延防止措置」の影響は少なからず出ているという声も聞こえてきます。
干物店社長:「飲食もやってまして、今月何件か予約があったが、何件かキャンセルが出た。確か出た後ですよね、まん延の」
林アナ:神奈川、千葉、埼玉にも適用されるのではないかという話もありますけれど?
干物店社長:「そうですね、さらに影響は出てくるんじゃないかな。千葉、神奈川、結構この辺から熱海に…、首都圏のお客さんが多いですから、ちょっとその辺は心配されますよね」
人によっては11連休も可能となるゴールデンウィークを前に、商店街ではさらなる人出を期待していますが、先行きは不透明です。