「一部に気の緩みも…」静岡市で6月6件目のクラスター 学校で生徒ら11人が感染 /21日の会見まとめ

静岡市保健衛生医療部 和田明久部長(21日)
「このクラスターは市内の学校で発生したものです」
 21日、静岡市が新たに発表したのが、市内の学校におけるクラスターです。これまでに生徒10人と学校関係者1人のあわせて11人の感染を確認。(23日に生徒3人の陽性が発表され、23日現在で計14人に)。感染者は同じ学年の複数のクラスにまたがっているということです。学校は現在、休校措置がとられています。

画像: 静岡市会見 21日

静岡市会見 21日

 ほかの生徒や教職員ら95人の検査を実施し、21日までに62人の陰性が確認されています。今後、静岡県の感染症専門医チームが感染経路などを調査します。

静岡市保健衛生医療部 和田明久部長
「19日には既に5人の陽性が判明していたが、学校・生徒への影響を考慮し、感染経路や拡大の可能性など調査を優先し本日の日程となった。学校名は学校及び関係機関との協議により、公表は控えることになった」

Q.公表しない理由は?

A.「1月の高校のクラスターにおける学校名公表により、誹謗中傷などの生徒への影響が大きかったからと聞いている」  

市内でのクラスター発生は今月これで6件目で、市は警戒を強めています。

静岡市保健衛生医療部 和田明久部長
「このところクラスターが頻発している。一部の方々の心のゆるみも見受けられる。市民の皆様には日常生活でこれまで以上に感染リスクの高い行動は控えていただくようお願い申し上げます」