静岡・熱海市の避難指示は解除 30日から公営住宅などの申し込み受付開始

土石流の被害を受けた静岡県熱海市では、台風8号の接近に伴い不安定な天気が
続いています。27日も捜索活動は続き午前、新たに1人の遺体が発見されました。
 

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静岡・熱海市の避難指示は解除 30日から公営住宅などの申し込み受付開始

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 捜索活動は倒壊家屋が密集している地域と逢初橋から伊豆山港までの地域を中心にきょうも700人態勢で行われ、新たに1人の遺体が発見されました。遺体は伊豆山の般若院付近で見つかり、男性とみられるということです。
 これで土石流による死者は22人となり、依然6人の行方がわかっていません。
 また熱海市は土石流によって住宅が全壊または半壊した人を対象に、県営住宅と市営住宅の申し込み受付を30日から始めると発表しました。県営住宅37軒と市営住宅7軒の計44軒が用意されていて、8月6日から順次入居できるということです。民間の賃貸住宅も67軒用意されていて、いずれも30日から熱海市総合福祉センターで受付が始まります。

林輝彦アナウンサー:「午前11時半。雨はほとんど降っていません。雲も少し切れてきて空が明るくなっている。ただ風は強く木は大きく揺れている」

 熱海市は台風8号の接近を受けて、26日から熱海市伊豆山の岸谷地区、仲道地区、浜地区に避難指示を出しましたが、午後5時に解除しました。

藤井章人記者:「避難所で一晩を過ごした人たちが自宅へと戻っていく。台風の影響がないと判断したと見られる」

 市によりますと午前9時時点では77人が避難所にいましたが、現在は多くの人が自宅へ戻ったということです。

避難していない住民の男性:「避難しようという感じはゼロ。もっとひどい雨が降ったこともあるから」

避難していない住民の女性:「雨が強く降るということで少し怖さはあった。2時ごろ大粒の雨が降ったがその後止んで大丈夫だと」

 台風8号は現在関東の東海上をゆっくり北上しているため、熱海市では28日まで雨が降りやすい状態が続く見込みです。