水族館がデパートの7階にオープン 「駅前エリアの起爆剤に…」 松坂屋静岡店が大規模リニューアル
25年ぶりリニューアルの目玉は…
「初めて、こんな水族館」
「なかなかすごいチャレンジするんだと」
「この場所に水族館ってすごいじゃないですか」
きょう、25年ぶりの大規模リニューアルを終えた松坂屋静岡店。様々な改装が施されましたが、なかでも一番の目玉は…
北川彩アナウンサー:「静岡市にあります松坂屋静岡店本館6階に来ています。こちらのエスカレーターを上がるときょうオープンしたスマートアクアリウムという水族館があるんです。もうすぐ浮きますけれど、どんな空間が広がっているんでしょうか。
着きましたよ。シックで落ち着いた雰囲気です。この薄暗さが映画館に来たような非日常的な空間となっています。中に進んでみましょう。まず見えてくるのがこのウェルカムゾーンなんですが、静岡ならではの富士山だったり松が私たちを出迎えてくれるわけです。
さらにこちらの水槽にはアジやキスが展示されておりまして、入り口で日本を感じることができるんです。さらに次の空間も凄いんです。先ほどよりもグッと照明が暗くなりましてそれに加えてライトで水面が表現されていたり、さざ波の音が聞こえたりして、まるで海の中にいるような感覚に引き込まれるんです。また目の前には絵画のような水槽にも目を奪われますし凄く源幻想的ですよね。そして後ろを振り返ってみますと、こんなに近くでハリセンボンを楽しむことができるんです。とても可愛らしいですよね」
水族館がデパートに…
7階に設置されたのは、都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」。なんと百貨店の中に水族館がオープンしたのです。館内の広さはおよそ1800平方メートル。44の水槽が設置され中にはゆらゆらと可愛らしく動く熱帯魚から、少しコワモテのウツボまで、100種類、2200匹が展示されています。
北川彩アナウンサー:「こちらではを見ながら近くにある本を自由に手に取って、魚のことについて学べる空間となっています。実際に私もこの魚と出会う図鑑という本を選んでみました。こういった本を読みながらゆったりできる空間というのは水族館にはなかなかありませんし珍しいですよね。さらにさらに、奥に進んでいきますと対照的な空間があるんです。それがこちら。カラフルな模様が部屋中にかかれているんです。この部屋には色鮮やかで体の模様が特徴的な魚が主に展示されているということなんです。ずらっと見てみますと色鮮やかな魚がたくさん並んでいるんです。なかでもこの部屋のデザインのモチーフとなった魚がいるんですが、それがこちらのニシキテグリです。百貨店の中にある水族館ということで、ファッション性も大事にしたいという狙いもあるそうです」
楽しみ方はいろいろ
館内はじっくりと魚を鑑賞できるエリアや、ほっと一息つきながら生態系を学べるエリアなど、色々な楽しみ方ができるようになっています。
スマートアクアリウム静岡
真野光晃 館長:「(ここは)スタイリッシュな水族館という形で、そういったコンセプトをもとに作られた水族館。大きな水族館とかそう言ったのと違って大きい水槽もないので、デパートにあった切り口で展示をしているので、そういったところも見てもらえればと考えている」
来館者の反応は上々…
水族館ながらもデザイン性にもこだわった都市型水族館。訪れていた人の反応は…。
静岡市民(60代):「私たちも初めてこんな水族館。珍しいというか、いい勉強になった」
Q:駅の近くにある水族館というのは?
静岡市民(60代):「やはりちょっとしたことで寄りたいという気持ちになる、駅の近くだと。遠いところからわざわざというよりもちょっと通り道だから寄ってみようと。やはり松坂屋だからというところに魅力を感じている」
静岡市民(60代):「魚もすごく小さくて可愛くて、間近に見れるって凄くいいなと思ってきょう来てみました」
Q:(この水族館が)気になってた?
静岡市民(60代):「そう。(笑)。うーんと気になってた。よくテレビでやっていたし、水族館良いなと思って。昔の小さい時は(百貨店にあるのは)やっぱり遊園地。遊園地で帰りにお子様ランチを食べる。いまは、こうやって水族館って凄いなと思って」
富士市民(20代):「他の水族館に比べて、和風テイストだとか、身近にいるような生き物が多かったり、生き物をきれいに見せるのがすごい上手な水族館だと思った。気軽に来れる感じがいい。気分転換にもなってリフレッシュされた」
静岡駅前エリア盛り上げの起爆剤に
きょうのリニューアルオープンでは、書道家の武田双雲氏による書下ろしなども行われ、水族館の他に家具や生活雑貨を取りあつかう店舗の新規出店などテナント内の改装も行われました。
25年ぶりとなる改装について、松坂屋は…
松坂屋静岡店
落合功男店長:「1936年、90年前に 静岡の地にオープンして ちょうど今年が90周年という記念すべき年になる。この記念すべき年に 全館リニューアルするという形で さらに静岡の皆様生活者の皆様に 貢献できるような場所に 新しく生まれ変わったというふうに考えている。
静岡駅前エリア全体を盛り上げていく そういった起爆剤になればいいかなと思っている」