高齢者も本気で勝負? 「卓球バレー」の普及に取り組むのは… 静岡・磐田市出身 あの金メダリストの母親です

「卓球バレー」を皆さんご存じでしょうか。簡単に言うと文字通り、卓球台の周りに座りピンポン玉を打ち合う、日本発祥のパラスポーツです。
 静岡県磐田市が世界に誇るあの卓球選手の母親が、高齢者のスポーツ離れを防ごうと普及に尽力しています。

卓球バレーの普及に取り組んでいるのは…

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高齢者も本気で勝負? 「卓球バレー」の普及に取り組むのは… 静岡・磐田市出身 あの金メダリストの母親です

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浜松市西区のデイサービス。卓球台の周りに人が座り、ピンポン球を打ち返すこちらの競技「卓球バレー」といわれるパラスポーツです。このスポーツの普及に取り組んでいるのが、卓球の水谷隼選手の母・万記子さんです。
 普段は磐田市内の卓球教室でコーチを務める万記子さん…。

水谷万記子さん:「高齢になってから卓球ができなくなってしまったり、施設に入って卓球をやりたかったという方も耳にしているので、そういう方たちに私が行って卓球はまだできるということを教えてあげたいなと」

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 卓球バレーは6人1チームで卓球台を囲み、座ったまま対戦。木の板のラケットでピンポン球を打ち、およそ6センチ上げたネットの下を通して相手コートに返します。立ち上がったり、3回以内に相手コートに球を返せなかったりするとアウトです。

参加者の感想は…

ピンポン球を目で追いかけ…、身体を動かし…、本気の勝負。

男性(78):「面白いなと思って、実は私も中学時代に卓球をやっていたもんで興味もある」

女性(81):「卓球はやったことがなくて不安だったが、やってみたらすごく楽しかったです。下半身は動かさずに上半身を動かしてやるのですごくよかったです。水谷隼選手のお母さん、すごく説明もわかりやすかった。ぜひまたいらしてほしい」

 万記子さんが、卓球の用具を使って心身の健康維持などを手助けする「卓球療法士」の資格を取得したのは2019年。しかし新型コロナの影響でなかなか活動ができず、この日が福祉施設を訪れて
卓球バレーの魅力を伝える初めての日でした。

万記子さん:「とても皆さんが喜んでくれて、私もすごくうれしくなりました。まだまだコロナが収まったわけではないが、少しずつ福祉施設や医療機関の方に顔を出して卓球バレーが楽しいことを広めていきたいと思います」