前日合流のU-17日本代表・矢田龍之介選手が45分出場 清水ユースがドロー発進 高円宮杯プリンスリーグ東海開幕戦

 高円宮杯プリンスリーグ東海の開幕戦が1日行われ、1年でのプレミアリーグ昇格をめざす清水エスパルスユースは1-1で三重県の海星高校に引き分けた。

画像: 試合後あいさつを交わす両チーム

試合後あいさつを交わす両チーム

 ミスターエスパルス・澤登正朗監督率いる清水ユースは去年、高校生年代最高峰のプレミアリーグからプリンスリーグ東海へ降格となり、1年でのプレミア復帰が目標となるシーズン。強い日差しが照り付ける中行われた開幕戦は、前半23分に最終ラインのミスから失点。それでも、後半3分にMF小竹知恩選手のクロスにFW田中侍賢選手が左足であわせ同点に追いついた。その後もコーナーキックなどから相手ゴールに迫った清水ユースだったが、クロスバーや相手GKの攻守に阻まれ1-1で引き分けた。

 「開幕戦のかたさもあっただろうが、ボックス内への入り方もルーズだった。バーに当たるということはキックの質が低いということ」と澤登監督は試合を振り返った。

 一方、2年生ながら背番号10を背負う矢田龍之介選手は、1点ビハインドの後半開始からボランチで出場し攻撃を活性化。去年からプレミアリーグの主力として活躍する中心選手だが、3月にスペインのマジョルカU-19への練習参加、直近もU-17日本代表としてアルジェリア遠征に帯同していたためユースに合流したのは試合前日。時差ボケなども考慮し、先発出場は見送られた。澤登監督は「さすがに先発はきついだろうと、後半の頭からと考えていた。コンディションもあがってくるし次節は問題ないだろう。アルジェリア遠征でも球際とか成長したと森山監督が言っていたので、サイドチェンジとかゲームをコントロールするところも成長させたい」

第1節の結果
清水ユース1-1海星高校
JFAアカデミー福島U-18 4-0刈谷高校
浜松開誠館高校4-2富士市立高校
藤枝明誠高校4-2静岡学園高校Ⅱ
藤枝東高校0-2名古屋グランパスU-18B