盗撮のカリスマと呼ばれた男に懲役2年10カ月の実刑判決 警察の調べに対し「20歳から盗撮を始め 少なくとも1万人以上を 盗撮した」と供述

全国の露天風呂で入浴中の女性を繰り返し盗撮した罪に問われた、グループのリーダー格の男に静岡地裁は懲役2年10カ月の実刑判決を言い渡しました。

画像: 盗撮のカリスマと呼ばれた男に懲役2年10カ月の実刑判決 警察の調べに対し「20歳から盗撮を始め 少なくとも1万人以上を 盗撮した」と供述

 判決によりますと、茨城県の無職の被告(51)は、おととし兵庫県や神奈川県などで、露天風呂に入浴中の女性を望遠レンズ付きのカメラで盗撮しました。

 30日の公判で静岡地裁の谷田部峻裁判官は「常習的であり、山の中から高性能なカメラを使った計画性の高い悪質な犯行で、厳しい非難は免れない」「中心的な立場に立って共犯者に知識を与え、犯行に誘い込んだ」などと指摘しました。

 一方で「罪を認めて反省している」として被告に懲役2年10カ月の実刑。

 デジタルビデオカメラ1台と、単眼鏡1本を没収とする判決を言い渡しました。

 被告は仲間から「カリスマ」と呼ばれ、警察の捜査段階で「20歳から盗撮を始め、少なくとも1万人以上を盗撮した」などと供述していました。