天竜区での土砂崩れの際の行政対応を教訓に盛土等対策協議会の設置など再発防止策を発表 浜松市
去年、浜松市天竜区で起きた土砂崩れの対応を巡って、第三者委員会から慎重さを書いていたなどと指摘を受けた問題で、浜松市は再発防止に向けた取り組みを発表しました。
去年9月の台風15号では浜松市天竜区緑恵台で土砂が崩落し、住宅3棟が損壊、3人がけがをしました。
土砂崩落を巡っては、現場に盛り土が造成されていたことから、第三者委員会は行政対応を検証し、8月浜松市に提出された報告書では「慎重さを欠く対応だった」と指摘。
各部署間の連携についてなど提言していました。
これを受け浜松市は20日再発防止に向けた対応について発表。
今後は、全職員に危機管理研修を実施することや、相談・通報を受けた部署は業務の所管に関わらず、現地調査や状況整理を徹底するとしました。
その上で、庁内に新設する情報共有システムを使って、関連部署と連携を図り、15部局からなる盛土等対策協議会を設置し、災害を未然に防ぐということです。
長田繁喜副市長:
「市民の皆さんのためにある部署なので、事案が解決するまで市としてしっかりと追跡をして、解決するまで対応して参りたい」