使わない素材があるから、もっとおいしくしたくなる 浜松市「La Chou Choute」
卵、乳製品、白砂糖、小麦粉を基本的に使わない。制約の多さに目が向きそうだが、浜松市浜名区貴布祢の「La Chou Choute」が大切にするのは、商品を選ぶ時の楽しさやわくわく感である。2026年に15周年を迎えたヘルシースイーツ専門店のショーケースには、色も形も異なる菓子が並ぶ。
1番人気は「玄米ごはんドーナツ」。土鍋や圧力鍋で手間をかけて炊いた玄米ごはんに、米粉、豆乳、オーガニックのきび糖などを合わせ、油で揚げずに焼き上げる。定番のプレーンはやさしい甘さで、蒸しパンを思わせるもっちりした食感。食べた客からは、米が入っているため「ほっとする」との声も聞かれるという。ほかにも、卵や白砂糖を使わないチョコレートで仕上げた濃厚ショコラ、茶葉の風味を楽しめる抹茶&ほうじ茶がある。
秋口に評判となる「リッチ・モンブラン」は、異なる食感を3層に重ねる。米粉の自家製サブレを土台にし、アーモンドと米粉のビスキュイ、栗の渋皮煮をのせる。周囲を包むのは、国産和栗とフランス産栗のペースト。甘みにはオーガニックのきび糖「洗双糖」と米水あめを使う。甘さを過剰に残さず、栗の風味をきちんと味わえるようにしたモンブランだ。
期間限定のフローズンドリンクは、巨峰の果実味を前面に出す。豆乳と氷をミキサーにかけ、豆乳ホイップ、自家製の巨峰ジュレ、濃厚なブドウのエキスを加える。豆乳のコクがありながら、後味はヨーグルトのように爽やか。巨峰の香りが薄まらず、残暑の時季に欲しくなる冷たさだ。
季節の米粉クレープには、シャインマスカットをたっぷり使う。米粉の生地は、あえてパリパリになるまで焼き上げる。内側にはブドウのソースとホイップを絞り、包んだ上にもホイップと生のシャインマスカットを飾る。米粉生地のもちもちした部分と、焼けた縁の小気味よい歯ざわり。そこへ果実のみずみずしさが加わり、ひと口ごとに食感が変わる。
限られた材料で、どこまでおいしくできるか。店にとって、それは負担ではなく今も続く楽しみだという。食べられないものがある人にも、選ぶ時から心を弾ませてほしい。
La Chou Choute(ラ・シュシュ)
住所:浜松市浜名区貴布祢215-3
電話番号:053-586-2330
定休日:月曜日 ※不定休あり
営業時間:水~土曜日 10:00-18:00 イートインL.O.15:00 日・水曜日 11:00-17:00 (カフェ休み・販売のみ)
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