「何かが変わることはまだありません…」 土石流災害から9カ月 被災者らが黙とう捧げる 熱海市伊豆山
熱海市の土石流災害から3日で9カ月です。今も行方が分からない1人の捜索が続けられています。
土石流災害の現場となった熱海市伊豆山では被災者らが集まり、犠牲者を悼み黙とうを捧げました。
被害者の会会長
瀬下雄史さん:「もう9カ月経ったんだという思いと、まだ9カ月かという思いが錯綜しています。気持ち的に何カ月経ったからといって何か変わることはまだありませんで。」
記者:「発災からきょうで9カ月です。現場では、朝から雨が降り続いて、住宅などがあった地面には、草や花が生えるようにまでなっています。」
去年7月に熱海市で発生した土石流災害では災害関連死を含め27人が犠牲になり、未だ太田和子さんの行方が分かっていません。警察はきょう、およそ110人態勢で太田和子さんの一斉捜索を行っています。