被害者の会会長「現実なんだなと…改めて思い知らされた」 27人犠牲の土石流災害から9カ月 静岡・熱海市

 静岡県熱海市の土石流災害から、3日で9カ月が経ちました。現場では最初に消防に通報があった時間に合わせて遺族らが黙祷を捧げました。

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被害者の会会長「現実なんだなと…改めて思い知らされた」 27人犠牲の土石流災害から9カ月 静岡・熱海市

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高橋諒記者:「発災からきょうで9カ月です。現場では、朝から雨が降り続いて、住宅などがあった地面には、草や花が生えるようにまでなっています」

 土石流災害の現場となった伊豆山地区では、被災者らが犠牲者を悼み黙とうを捧げました。

被害者の会会長 瀬下雄史さん:「軒並み集落がなくなっているわけですから現実なんだなと…改めて思い知らされますし、つらいです」

 去年7月に熱海市で発生した土石流災害では、災害関連死を含め27人が犠牲になり、いまだ太田和子さんの行方が分かっていません。

 警察は3日、およそ110人態勢で太田和子さんの一斉捜索を行いましたが、具体的な進展はありませんでした。