新たに1人身元判明…死者13人不明15人に 二次災害の危険からボランティア活動できず 静岡・熱海市の土石流災害
静岡県熱海市で土石流が発生してから17日で2週間。午前、1人の身元が判明し、行方不明者は15人となりました。死者は13人に上っています。
熱海市伊豆山では、午前中から気温が25度を超え、厳しい暑さの中、捜索が続けられています。現場ではこの2週間で重機の投入が徐々に進み、きのう16日は新たに女性とみられる1人が見つかり、死亡が確認されました。現在、身元の特定が進められています。これで土石流による死者は13人となりました。
また、静岡県は、おととい15日に死亡が確認された1人について、熱海市伊豆山の草柳笑子さん(82)と判明したと発表しました。いまだ15人の行方がわかっていません。
また、避難者の数は16日正午の時点で504人となっていて、熱海市は
ドローンを活用して家屋の状況を調べるなど、被災者が支援を受けるために必要な罹災証明書の発行を急いでいます。市は、今月中には罹災証明書を発行したいとしています。
一方、熱海市が募集するボランティアは、これまでにおよそ3800人が登録しているものの、二次災害の危険があるため、いつ活動を開始できるのか見通しが立っていません。市は現在、ボランティアの登録を停止していて、安全が確認できしだい案内する方針です。