復興のシンボル 土石流災害で被害を受けた「走り湯」が復旧し通湯式 静岡・熱海市伊豆山温泉

おととしの静岡県熱海市の土石流災害で被害を受けた「走り湯」の復旧作業が完了し、通湯式が行われました。

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復興のシンボル 土石流災害で被害を受けた「走り湯」が復旧し通湯式 静岡・熱海市伊豆山温泉

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 日本三大古泉の一つである「走り湯」はおよそ1300年前に発見され、海に向かって温泉が飛ぶように走り落ちることから、名付けられています。

 2本ある源泉のうち、「午の湯」はおととし7月の土石流災害により機械室が土砂に埋まり供給がストップ。

 去年8月から総工費1億1000万円をかけて復旧工事が進められてきました。

 源泉は、地下600メートルからくみ上げ、72℃の温泉が毎分205リットル湧き出るということです。

 伊豆山温泉には源泉がおよそ100あり、そのうち15の源泉が土石流の被害を受けましたが、5つの源泉が復旧。

 8月中にも温泉が旅館などに供給される見通しで、これまで休止していた足湯も再開する予定です。

伊豆山走湯温泉組合 中島英雄組合長:
「我々も復興のシンボルとして運営していければと思っておりますので、非常にうれしく思っております」