市長を参考人招致「違法性の認識はあった」土石流災害調査の議会百条委員会 静岡・熱海市
静岡県熱海市の斉藤栄市長は、土石流災害の起点となった盛り土について「違法性の認識はあった」と話しました。
熱海市
斉藤栄市長:「2011年6月の決裁の時点では、違法な状況だということは認識していました」
土石流災害を調査している熱海市議会百条委員会に、8日に参考人招致された斉藤市長。委員会終了後、取材に応じこう話しました。違法性を認識しながら、業者に安全対策を強制的に行わせる措置命令を見送った理由を記者から問われた斉藤市長は、次のように話しました。
熱海市
斉藤栄市長:「措置命令をその時点で出しておけば、状況が変わっていた可能性があるかも知れないですけど、私は市役所の最終責任者でありますので、軽々に私が責任を認める、認めないっていうのはなかなか申し上げられない」
2006年に斉藤市長が就任した後に盛り土が造成されていて、これまでに業者が提出した工事に関わる書類に不備があったにも関わらず、市が受理していたことがわかっています。