いじめ対応を国のガイドラインに則り改定、第三者委も設置へ 少女への対応が「国の指針に沿っていない」と指摘され 浜松市教育委員会
浜松市教育委員会の不適切ないじめ対応をめぐって、市教委は8日、臨時の校長会でいじめ対応の基本方針を改定すると明らかにしました。
宮崎正教育長:「調査結果では、教育委員会の対応の不適切が指摘されました。いじめの深刻化や拡大を防止させる取り組みを作らなければならないと考えます」
8日、市立の小中学校など147校の校長らを集めた臨時の会議で、宮崎教育長はこう話しました。不適切とされているのは、市内の女性(18)が小中学校時代に受けたいじめをめぐる当時の市教委の対応です。このいじめを再調査した市の第三者機関は、市教委の対応は「国の指針に沿っていない」などと認定しました。こうした指摘を受け、会議で宮崎教育長は、市のいじめの基本方針を国のガイドラインに則ったものに改定することと、中立性や公平性を担保できる第三者委員会を市教委の中に設置することを明らかにしました。また、宮崎教育長は、いじめの未然防止に取り組むことや、各校のいじめに対する方針を見直すよう指示しました。