イセエビ、アワビがピンチ…海中が土砂で濁ったまま 県が海中調査 土石流災害の静岡・熱海市
7月の静岡県熱海市の土石流災害で大きな被害が出た伊豆山港で、県による海中調査が行われました。
伊豆山港には大量の土砂が流れ込み、イセエビやアワビなどの漁に影響が出ています。このため、県は海中の被害状況を確認するため、地元のダイバーに依頼し、伊豆山港周辺の海中6カ所を調査しました。
水中映像を見ると、土石流から3カ月が経過していますが、いまだ海中は土砂の影響で濁ったままです。今が収穫時期のイセエビがエサとするサンゴなどの海藻物にも土砂が溜まってしまっています。
また、中には茶碗のような物やつぶれた鍋が沈んでいました。県は、11月末まで調査を続ける予定です。