静岡・熱海土石流災害 雨のため3日連続で撤去作業中止が続く
土石流の被害を受けた熱海市では、降り続く雨によって行方不明者の捜索や住民の生活に影響が出ています。
林輝彦アナウンサー:「今日も熱海市の現場は雨が降り続いていて、土砂やがれきの撤去作業は中止されています。作業が中止されて3日目です。4人の捜索作業は止まったままです」
現場では、雨の影響でおととい14日から、行方不明者の捜索が中止となっています。再開の目途はたっていません。
また13日に浜地区や岸谷地区などに出された警戒レベル4の避難指示は続いており、熱海市によりますと、現在40人以上が避難しているということです。
警戒区域設定により、応急的住宅2回目の募集始まる
そうした中、応急的住宅の2回目の募集が、きょう16日から始まりました。
林輝彦アナウンサー:「今日から、災害対策基本法に基づき警戒区域が設定されました。今回はあちらの住宅のように、直接的な土砂の流入の被害がない住宅も対象になります」
警戒区域の設置により区域内の被災者であれば、住宅の損壊程度を問わず応募の対象となります。公営住宅または民間の賃貸住宅の希望をとり、最長で2年間入居が可能ということです。
警戒区域の男性:「家はそのまま残ってるんですよ。そんなに被害が無かったものですからね。住み慣れたところだから、あまり遠くへは行きたくない」