静岡・熱海市土石流災害 1人が災害死と認定され死者23人に

熱海市の土石流災害で6日に見つかった1人について、災害死と認定され死者は合わせて23人となりました。

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静岡・熱海市土石流災害 死者23人に

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藤井章人 記者:「午前10時過ぎ、空一面を雲が覆っていて、気温はそれほど上がっていない。きょうも、重機を使った捜索活動が行われている」

熱海市伊豆山では、きょう12日も午前8時から、60人態勢で捜索や土砂の撤去作業が行われました。
そして、熱海市は午前、6日に遺体で見つかった1人について、災害死と認定されたと発表しました。
これで土石流による死者は23人となりました。身元は判明しておらず依然行方不明者は5人のままです。

住民の一時帰宅も続く

そして、住民の一時帰宅は、きょうも行われ、貴重品などを段ボールや袋に入れて持ち出す様子が見られました。
午後2時過ぎ、市の車に乗り込んだのは後藤光雄さん。

後藤光雄さん:「地獄のような光景です」

1か月前にも一度一時帰宅をしていて、きょう再び自宅を訪れました。きょう撮影した映像からは、前回と比べ、自宅前の土砂やがれきの量は減っていることがわかります。後藤さんは、一緒に避難生活を続ける99歳の母・てる子さんの薬やメガネ、お経の本などを持ち出しました。

後藤光雄さん:「落ち着きますね、やっぱり家は落ち着きますね、ホテルの生活もいいけど。だいたい(自宅の状況)は分かりましたから、あとは(家に)帰りたい」