「市と被災者が一枚岩にならないと」「市の復興計画は再建を考えていない」 土石流災害で公開ワークショップ 静岡・熱海市

 静岡県熱海市の土石流災害について調査・検証している市民有志のグループが、28日夜、公開ワークショップを開きました。

小松千洋さん:「帰りたいと思う町は、熱海市と被災者が一枚岩となって頑張らないと、手に入れることは出来ないという事を東北の皆さんに教えて頂きました」

 ワークショップには被災者ら8人が参加。東日本大震災の被災地・福島県双葉町を視察した小松千洋さんは、災害公営住宅など震災復興について報告しました。また、土木設計の専門家である清水浩さんは、起点となった逢初川源頭部の安全性や復興計画に言及。

清水浩さん:「熱海市の復興計画は、再建を全く考えていないんじゃないのかなという計画にしか思えない」

 そして、警戒区域設定の根拠は何だったのか、追及していきたいと
話しました。

 公開ワークショップは、2月も開催予定です。