土石流災害の復興について非公開で行われている住民との意見交換会について市議から異論 静岡・熱海市議会
静岡県の熱海市議会で、土石流災害の復旧・復興について議論が交わされ、非公開で行われている意見交換会について市議が追及しました。
泉明寺みずほ市議:
「非公開で行われたと聞く意見交換会の存在について、説明を求めます」
熱海市によりますと、非公開の意見交換会は、去年5月から月1回程度のペースで行われ、内容は明らかにされていません。
斉藤栄市長:
「行政側が地元の情報を得るひとつの場として、開催しているものです。地元町内会役員の方や、被災地域の住民団体の方々など、被災地周辺に住まわれている方などが、任意に参加して被災地のお困りごとなど、色々な情報提供をしていただいております」
熱海市の斉藤市長は、内容を示すことについては、参加者皆さんのご意見をお聞きしたいと答弁しました。
これに対して泉明寺みずほ議員は、こうした会合を行っているから、合意形成が進まないとも言えると指摘。
「非公開によって被災者が疑心暗鬼になり、大きな遺恨を残す」と警鐘を鳴らしました。
復旧・復興計画に関する用地買収は5割にとどまっています。