土石流災害で流された生活道路の復旧工事が完了 3年3カ月ぶりに通行可能に 静岡・熱海市

3年前の熱海土石流災害で、一部が土砂に流された市道の復旧工事が完了し、3年3カ月ぶりに通行できるようになりました。

 1日午前8時半に仮開通したのは、静岡県の熱海市伊豆山で土石流被害にあった岸谷地区を通る市道岸谷2号線です。
 この道路は岸谷地区から市道伊豆山神社線に抜ける生活道路でしたが、3年前の土石流災害で一部が土砂で流され、通行できなくなっていました。

 そのため地区の住人は、近くのバス停やJR熱海駅などに行く際、遠回りを強いられていました。

 熱海市によりますと、今回復旧工事が完了したのは、総延長およそ42メートルで、これまでの道路幅より2メートルほど広げたということです。

岸谷地区住人:
「良かったですよ便利になって」

岸谷地区住人:
「生活道路ですから本当に助かります」

熱海市都市整備課 渋谷義男専門監:
「警戒区域内では市道の復旧についてはこれが最初になる。皆さまにも見ていただける形というものが出来たのかなというふうに思いますので、またスピード感を上げて復興事業を進めてまいりたい」