盛り土表面「水が地中に浸透しにくい状況」 静岡・熱海土石流原因調査員会
静岡県熱海市で発生した大規模な土石流で、盛り土が崩れた原因を調査する県の調査委員会の2回目の会合が開かれました。
7月に熱海市で発生した大規模な土石流では、逢初川上流部に造成された盛り土が被害を甚大化させたとみられています。
26日、開かれた2回目の委員会には、土木や砂防の専門家や難波副知事が出席し、盛り土崩落の原因究明に向けた協議が続きました。
県などは、盛り土部分にどの程度の地下水が流れ込んでいたのかを調べるため、4つの地点でボーリング調査をすすめてきました。
今回、盛り土の表面は固化剤の使用で水が地中に浸透しにくい状況だった可能性があると明らかになりました。