土石流直撃の『赤い建物』解体工事始まる 半壊の解体費用は市が負担 静岡・熱海市

去年7月に起きた熱海市の土石流災害。被災した伊豆山地区にある、土石流が直撃した店舗兼住宅の解体工事が始まりました。

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土石流直撃の『赤い建物』解体工事始まる 半壊の解体費用は市が負担 静岡・熱海市

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 解体作業の準備が始まったのは、熱海市伊豆山地区の「丸越酒店」です。SNSに投稿された発災時の映像に映っていた、土石流が直撃した4階建ての建物です。熱海市は、罹災証明などで半壊以上と認定された建物のうち、申請があったものを対象に、公費で撤去を行う予定で、現場では13日朝から工事関係者らが解体準備を進めていました。通常、全壊と認められたものは国の補助が出ますが、半壊については補助が出ないことから、市は被災者の負担を減らすため公費での解体を決めています。

 市によりますと、公費解体の対象となる建物は89棟で、10日時点で57棟について解体の申請があったということです。13日に作業が始まった「丸越酒店」は、8月末までに作業が完了する予定で、申請があったそれ以外の建物については来年1月末までに解体を終える予定です。