大規模接種会場での３回目のワクチン接種始まる　予約は不調…初日２２０人の予約枠に接種わずか１６人　静岡県

白鳥衛記者：「静岡市葵区にあるこちらの建物で、午後１時から県の３回目の集団接種が始まります」

　県の大規模接種会場は３月中旬までに県内あわせて４カ所に設置される予定で、静岡市葵区にあるもくせい会館では、ほかの会場よりも一足早く３回目の集団接種が始まりました。

医師：「はい。チクンとします。指先、しびれないですか」

患者：「はい」

遠方から来た人も…

　こちらの会場では、年齢に限らず３回目の接種券を持つ全ての人が対象ですが、きょう訪れたのは２回目の接種が早かった高齢者がほとんどです。

　中には遠方から来た人も…。

伊東市　７０代男性：「伊東は８日からなんですよ、ちょっとその日から私、いないもんですからしばらく。ですから早めにこちらに来させていただきました」

河津町　７０代女性：
Ｑ．ファイザーを前回打って、今回モデルナ製ということで何か怖いなとかは？

Ａ．「ちょっとかゆみが出るという話もあったので、でも大丈夫だということで、安心してます」

２２０人の予約枠に…初日の接種はわずか１６人

　初日のきょう、用意された予約枠は２２０人分。しかし…。

白鳥記者：「こちらの会場では、およそ１時間前に接種が始まりましたが、ご覧の通り待合室は空席となっています。次の予約は１時間後ということで、かなりの空きがあるようです」

　結局、きょう接種を受けたのは１６人。予約枠の７パーセントにとどまりました。県の大規模接種会場で使用されるワクチンは全てモデルナ製。もくせい会館では、１日最大３４０人分の予約枠を用意していますが、あすの予約は６人のみとなっています。

静岡県新型コロナ対策推進課　大路修平班長：「モデルナという点で少し人気がないというのが一つ要因としてあると思う。３回目、モデルナを打っていただいても、現状オミクロン株の感染拡大に対して、十分効果も上がると言われているので、接種券がお手元に届き次第予約を取るといったことで、早めの接種をしていただければ大変ありがたい」